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ハミングしながら ゆっくりと

共時性


 リンさんが 帰天され、「 しのぶ会 」の 準備に 奔走していた 去年の今頃・・・

 「 次に 伺った時に 細かいことを お尋ねしようっと・・」と 一旦 お別れしたその日が

 最後になるなんて 予想だにしていなかったので  3 月 19 日の 朝、 

 旅立たれたとの お知らせを受けた時 押し寄せる 悲しみや 慟哭に 混じって 

 「・・間に 会わなかった。どうしよう!!!」 「 確認しないといけない事 ・・・どうしょう? 」

 後悔の 思いや 不安で 思考が フリーズしたことを 思い出します。



  丁度 その日は 下の子供の 卒園式。  

 リンさんの 元に駆けつけたい気持ちを抑え、日ごろ 何度も 

 「自分達の 仕事を やりおえてからでいいからね。

 絶対 無理をして 駆けつけたりしないこと 」と

 おっしゃっていた事を 実践するのは 今だと 言い聞かせながら 

 子供達の 後ろにある 父兄席に 座りながら まだ 気持ちは宙をさまよい

  現実を 受け入れられなく 不思議な 感覚の中で 過ごした 数時間・・・

 
  そんな中で、気持ちを 大きく 揺り動かされた事・・・

 終了式の 過程の中で、一人 一人 先生から 「修了書」を 頂くのに  

 前に 出て行き 一例して また 自分の席に戻る 一連の流れを 見つめているときに 

 取り分け 大きく 泣いていた女の子に 何故かしら ココロが 釘付けになりました。

 リンちゃんが 泣いているわ ・・・

 いつもは とても 元気で 泣いたところなど見たことのないのに ・・・

 でも どうして リンちゃん が 泣いているのが こんなに 気になるの?  

  不思議ね・・・・

  リンちゃん・・・・? リン?・・ リンさん・・・リンさんが 遠くに行ってしまったあ・・・

 もう お話できないんだあ!!!!目の前の 情報と 受け入れたくないばかりに 

 意識を そらしていた現実が つながった 途端、全ての 現象の 意味を 

 飲み込んだ途端に怒涛のように 涙が 溢れ 止まらず 嗚咽し、

 メイクも コンタクトも お構いなしで ただ 悲しみの 感情に 流されるがままでした。


 お隣の ママが「シュノママ 泣きすぎ ~つられて ないてしまうやん;;」と  言われても

 止まらない涙を おさえるすべも無く 写真撮影。

 この時の 写真の ひどい事と 言ったら・・・・

  リンちゃんと リンさん・・・さびついていた 私の 共時性の アンテナが 受信再会した日です。 
 
 
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  その日から しばらくして 「 しのぶ会 」に向けての 準備が 始まるのですが

 詳細を伺いきっていないので 事ある毎に 「 コレデいいのですか?」 

「拡大解釈しすぎですか? 」問いを投げても 勿論 望む形での レスなど あるはずも無く・・・

それでも 期日に向けて 決定しないと進まない中 見切り発車のような形で 

 ある事を 進めた時、もう 発進したのだからと 思い切れず

  「これで良かったのか・・・?」

ハンドルを 握りながら 自問し、自分を 問いただしても 答えが見つからず おもわず 

 「 リンさん これでいいのですか?」「お願いです。教えて」と 切望した 次の 瞬間、

 あまり 間隔を 開けていない 前の車の間に スーッと 白い車が 割り込んできた時に

 【 10-23 】の ナンバー プレートが 目に飛び込んできました。

 リンさんが 見ていてくださっている ! 傍に 居てくださっている。 

 リンさんが 導いて下さっているってこと、絶妙の タイミングに 感動しつつ

 それから しばらくは、何かに 迷ったり 壁を 感じた時には 車に 乗り 問いを投げ、

 【10-23】の 数字を探す日々でした。


 あの頃 何台 【10-23】に 出会っただろう という位 

 リンさんが そこここに いらっしゃいました。

 共時性に 導かれ 物事を 進めて行く事の 醍醐味を リンさん みずからが

 教えてくれた 一件です。

 Partyが 無事 終わったあと あれほど出合った ナンバー・・・ピタリと 見かけなくなりました。(笑)共時性_d0125663_14422379.gif

 もし 窮地に追い込まれ 一人では 乗り越えられそうにも無いことが あったとき

 一度 あたりを 見回してください。

 きっと 絶妙なタイミングの 共時性が 用意されていますよ^^

  
 錆びきっていた 私の アンテナが 受信できるくらいなので 

   大丈夫

  求めよ さらば 与えん・・・ですよ016.gif

 

  

  
 

 
# by levague | 2009-03-22 14:42 | 閑話休題

ピグマリオン


   リンさん


  今日は とても良い お天気でしたね。

   思い思いの お花を持って リンさんの 「思い出の コース 」辿ってきました。

   笑ったり 涙ぐんだり、 大笑いの後 しんみりしたり・・・


  嬉しくて 悲しくて 楽しいんだけど 寂しい・・・例えようのない 大忙しの ひとときでした。


 初めて お会いするMサンとも リンさんが 話題の中心に ドカンと いらっしゃるので 

 スウーっと 溶け込め 不思議な感覚であり、 でも 無理せず ご一緒できました。

 Kサンとは これで 3度目ですが お会いすると 旧友のような感覚で お話が短縮形で 成立します。

 ピグマリオンの 同窓生・・・この感覚かなと 今 浮かびました。



  にしても お会いできなくなって もう 1年が 経つのですね


 一昨日の夜 夢で リンさんに 会えました。お元気な テンポの速い オシャベリ。

 とても 楽しそうで 声も そのまま・・・ふと 目覚めた時の 後悔。

どうして 目が覚めるの!!

  でも ココロは ずーっと 嬉しいままです。


   アリガトウ・・ありがとう 


  今日は リンさん一色で 過ごします。

  最初から 読み返し 思い切り 泣きます^^

     でも ぶれないから ご安心くださいませ
# by levague | 2009-03-15 17:33 | 閑話休題

1年


「・・・もう 一年 経つんやなあ・・・」何かの話の流れで そう 3月の お互いの予定を確認しあっていた時に

 オットが つぶやいた。

 不意のことだったので 「・・・・・・・・・????」の 状態だった。

  いろんなことが ありすぎて 時間の 感覚が 麻痺している様。

   
 

 リンさんの 帰天から 一年。

  
 今頃 どの世界に おられるのか・何を されているのか・・・

 コンタクトを 求めるのは リンさんの ご負担になられるかもしれないから

 今の 私に出来る事は

 深く 大きな 感謝の 想いを 宇宙に 投げかけること・・・それだけ・・です。

1年_d0125663_17425473.jpg
# by levague | 2009-03-12 17:40 | madam.Rin つぶやき

村上春樹



「村上春樹氏のエルサレム賞受賞スピーチ、リンさん 素晴らしかったね。」

 お電話が出来ていたなら 直ぐに 盛り上がった事だろうなあ・・・と 想像しました。  

 「生きることって やっぱり 素晴らしい事だよね。

 がっかりする事、残念な事が 多いけれど   

 ココロ動かしてくれる 素敵な 人が いてくれる 地球で 頑張ってイクヨ051.gif

 原版と 日本語版 手に入れたから 読んでくださいね。

 忙しくて 聴けてなかったらと思い コピー、とっておきましたよ。

  リンさん・・・」


  So I have come to Jerusalem. I have a come as a novelist, that is - a spinner of lies.

Novelists aren't the only ones who tell lies - politicians do (sorry, Mr. President) - and diplomats, too. But something distinguishes the novelists from the others. We aren't prosecuted for our lies: we are praised. And the bigger the lie, the more praise we get.

The difference between our lies and their lies is that our lies help bring out the truth. It's hard to grasp the truth in its entirety - so we transfer it to the fictional realm. But first, we have to clarify where the truth lies within ourselves.

Today, I will tell the truth. There are only a few days a year when I do not engage in telling lies. Today is one of them.

When I was asked to accept this award, I was warned from coming here because of the fighting in Gaza. I asked myself: Is visiting Israel the proper thing to do? Will I be supporting one side?

I gave it some thought. And I decided to come. Like most novelists, I like to do exactly the opposite of what I'm told. It's in my nature as a novelist. Novelists can't trust anything they haven't seen with their own eyes or touched with their own hands. So I chose to see. I chose to speak here rather than say nothing.
So here is what I have come to say.

If there is a hard, high wall and an egg that breaks against it, no matter how right the wall or how wrong the egg, I will stand on the side of the egg.

Why? Because each of us is an egg, a unique soul enclosed in a fragile egg. Each of us is confronting a high wall. The high wall is the system which forces us to do the things we would not ordinarily see fit to do as individuals.

I have only one purpose in writing novels, that is to draw out the unique divinity of the individual. To gratify uniqueness. To keep the system from tangling us. So - I write stories of life, love. Make people laugh and cry.

We are all human beings, individuals, fragile eggs. We have no hope against the wall: it's too high, too dark, too cold. To fight the wall, we must join our souls together for warmth, strength. We must not let the system control us - create who we are. It is we who created the system.

I am grateful to you, Israelis, for reading my books. I hope we are sharing something meaningful. You are the biggest reason why I am here.
 こんな風にぼくはエルサレムにやって来ました。小説家として、つまり――嘘の紡ぎ手としてです。

 ただ小説家だけが嘘をつく訳ではありません――政治家もそうですし(大統領には申し訳ないけれど)――外交官もそうです。ですが、ほかの人たちと違ったところもあります。ぼくらの嘘は訴えられることがありません……むしろ誉められさえするのです。嘘が大きければ、その分誉められさえするのです。

 ぼくらの嘘と彼らの嘘との違いは、ぼくらの嘘が「本当」を明かすことに手を貸すことです。「本当」を完璧に把握するのは難しい――だからぼくらは、それをフィクションの領域に移し換えるのです。ですからまず、ぼくらの嘘のどこに「本当」があるかはっきりさせておく必要があるでしょう。

 今日、ぼくは「本当」を語ります。ぼくが嘘をつかないのは、一年の内数日だけです。今日はその内の一日です。

 受賞について尋ねられた時、ガザは戦闘状態だと警告されました。ぼくは自分に問いかけました……イスラエルを訪れることが正しい事かどうか? 片方に荷担することが?

 少し考えがありました。そこで行くことにしました。多くの小説家と同じ立場を、ぼくに言われていたこととは反対の立場をとることにした訳です。小説家としては自然なことでしょう。小説家は自分の目で見るか、自分の手で触れていないことを信じることが出来ません。ぼくは見ることを選びました。何も言わないことよりも、話すことを選びました。
 こんな風にぼくは述べに来たのです。

 仮に壁が堅く高く、卵が潰えていようと、たとえどんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていようと、ぼくは卵の側に立ちます。

 何故でしょう? ぼくらはそれぞれが卵だからです、ユニークな魂が閉じこめられた、脆弱な卵だからです。ぼくらはそれぞれ高い壁に直面しています。高い壁とはすなわち、ぼくらに普段通り個人的には考えさせないよう仕向けている、システムにほかなりません。

 ひとつだけ、小説を書く時に意識していることがあります、個々人の神々しいまでのユニークさを描き出すことです。そのユニークさを喜べるように。そしてまたシステムがぼくらを絡み取ってしまわないように。だからぼくは――人生についての物語を、愛についての物語を書いています。人々に笑い泣きしてもらえるように。

 ぼくら人なるものはすべて、個々の、脆弱な卵なのです。壁に逆らうことなどかないません……それはあまりに高く、陰気で、冷ややかなのですから。ぬくもりや強さを求めて魂をひとつにする、ぼくらはそうやって壁と戦うよりほかないのです。決してぼくらを、システムのコントロールに――ぼくらがつくったものに委ねてはなりません。ほかならぬぼくらが、そのシステムをつくったのですから。

 みなさんに、ぼくの本を読んでくれているイスラエルの人たちに感謝します。願わくば、ぼくらがなにがしか有意義なものを分かち合えますように。ぼくがここにいるのは、ほかでもないあなたたちのおかげなのですから。



村上春樹_d0125663_15325425.gif

# by levague | 2009-02-18 15:29 | 閑話休題

驚き


 『 病気 』についての エピソード、続けます。

 精神は へな猪口でも 案外といいますか、結構丈夫な私に比べ、オットは 
よく 体の不調を訴えました。 【胃痛】 【頭痛】【高熱】・・・はたまた 【剥離骨折】・・・などなど。

 挙句の果てに ある朝、「 耳の中で お米を 炊いてる音がする」と 起き掛けに 訴えられた時は、お手上げ状態。

 結局、耳が聞こえにくいとの症状が出てきたので、近くの 耳鼻科を受信しました。

 診断の結果は 「突発性難聴」 とのこと。
当時 まだ 聞きなれない病名で 戸惑いながら大きな病院に すぐに 掛かるようにと 紹介状を 渡されました。

 その大きな病院で 受診したところ 「治るかどうか・・・難しいです。」とのこと。

 意気消沈しながら 応急処置で 点滴を 受ける彼を待合室で 待つこと 20分弱・・・

 青白い顔で 診察室から出てきた彼に 「 速すぎない?」と 尋ねると 
それどころじゃあない状態で、貧血のような状態だったので 看護婦さんに 尋ねると 「あれ~倍のスピードで 落としてました(笑)」と。 

 治るかどうか分かりません。挙句の果てに 作業ミスで さらに体調悪化、
それ以上に、精神が ダメージを 受けてしまっている彼の 手を引っ張り 
頭に上った血を 何とかおさえながら 速攻 リンさんに 会いに ピグマリオンへ。

 今までの経過を リンさん顔負けのスピードで 話し終わり、最後に 「治りませんか?」これで だめなら 諦めも付くという思いで 尋ねました。

 「大丈夫よ。大病院でも そのレベルだという事という事やね。大きい、小さいは 関係ないってことを 覚えておくこと。あなたの今の状態は ・・・・・・・・という事を 知るための出来事です。


 二週間後には 治っているわ・・」


 妙に 大きな安堵感に包まれて ピグマリオンを 後にした後、偶然・・いえ 必然でした・・・ 神戸で 有数の先生がいらっしゃる病院を思い出し、問い合わせると 丁度 一床ベッドが 空いていますとのこと。
 即 入院し、治療を 受けながら、【鼻中核 湾曲症 】(これまた 初耳の 症状)も ひどく 今まで 鼻呼吸が ほとんど出来ていなかったことも 判明し。
それならば ついでにと手術も受け、耳鼻咽喉科的には 
「申し分のない状態」で 退院したのが きっちり 二週間後


 彼が治った事も 勿論嬉しい事でしたが 恐るべし リン!!!

 難聴だけだと 治るのにそこまで要しなかった日数。

 「この 二週間ってところがポイントよ」・・リンさんに いわれたような気になっている・・今
 

 これって どう考えていいのか 私の 頭では 今もって わかりましぇん・・・です。
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# by levague | 2009-02-05 12:42 | 閑話休題



ショップオーナー、子育て、自分発見、時々 悪妻

by levague
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